2011年1月17日 (月)

マダムのファンはみんなホンダという名前なのね(Tous les fanatiques des Madames s’appellent Honda.) - 発表されたばかりのThe Madame Catsの『no control』について

12曲。ライヴならびに既発作品集でおなじみの名曲がずらりと並ぶ・・・あぁなるほど、過去のナンバーを新しい環境でレコーディングし直したアルバムか、と思ったお前は本当のバカだ。

Madame Cats4人は、自らの名曲群に対して、大胆にも、かつてとは全く異なるアプローチを取った。ここには、古代ギリシアで演じられていた「オイディプス王」とパゾリーニが1967年に撮った『アポロンの地獄』の間くらいの、驚愕すべき(そして、祝福すべき)開きがある。

まず、マダムの顔とも言える、Madame Whoの歌い方が違う。

アメリカの少女たちのような、破裂するような歌唱なのである。

「二人のアメリカ娘が挨拶をかわすのを観察するのにまして楽しいことはない。二人の会話はつぎつぎと破裂する癇癪玉みたいな音がする。二人とも絶妙なくらい支離滅裂で・・・(後略)」  オスカー・ワイルド

 又、リズムのニュアンスが違う。この、華麗に歩く者たちに対して不信感を表明するかのようなリズムの果てにあるものは、「美貌の青空」(土方巽)であろう。

 そして、全編に渡ってシーツのように敷きつめられている重低音。これについて、アメリカや日本の地下音楽/アヴァンギャルド音楽のいくつかを引き合いに出して語ることをわたしは控えたいと思う。そもそも、それは、わたしの任ではない(きっと、わたしの知らない専門家が言及するだろう)。

 今までわたしは、たくさんの音楽を聴いてきた。が、こんな音楽を聴いたのは初めてである。斬新な、余りにも斬新な音楽である。マルクスの『共産党宣言』やロートレアモン伯爵の『マルドロールの歌』がそうであったように、『no control』は、未来の芸術であり、未来の音楽である。

「鈴木いづみとヤードバーズの出会い」と評されたMadame Catsはもういない。この「ノーコンが丘」には、革新的で、未来派的で、野心的で、破壊的で、生意気で、挑発的で、可愛い顔をしながら全てを破滅させる「皆殺しの天使」がいるばかりである。

 ※ この記事は、メールマガジンに転載される予定です。

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2010年10月14日 (木)

madame fanさま江

ご愛読、ありがとうございます!

マダム・キャッツのアルバムが発表される来年の1月までお待ち下さい。

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2010年3月 8日 (月)

マダム・キャッツは最も身近なフェミニスト

2月26日の青い部屋も良かったけど、それ以上に3月6日のJAMが良かった!
加減を知らないパフォーマンス、とでも言えばよいのだろうか?明らかに、マダム・キャッツは多くの女性に勇気を与えている。
両日において、2つの新曲が披露されたが、これらにはマダムの未来が集約されていよう。

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2010年1月18日 (月)

1月17日 新宿スモーキンブギ&ユーチューブ

パンクな新曲が完成!とても良い。

You Tubeで、2008年11月のロンドン・ツアーの模様が次々とupされているぞ。

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2009年12月19日 (土)

12月18日 2009年ラスト・ライヴ

拙宅から武蔵境STATTOに向かう車中、僕は、「こんなにも面白い ローマ帝国1500年の歴史」という本を読んでいた。そこには、「クレオパトラの鼻。それがもう少し低かったら、歴史の成り行きは変わっていたであろう」という超有名なパスカルの言葉が引用されていた。「カナコリトルの瞳。それがもう少し小さかったら、私の人生は・・・・」。

とにかく、今夜のマダム・キャッツは最高だった、と断言しよう。

冒頭、制作途中の新曲の断片が披露された。トラッシュ感覚あふれるパンク・ナンバーである。完成が楽しみだ!
軽いジャブの後は、おなじみのナンバーが続く。しかし、演奏は?・・・珍しくボロい演奏であった、と報告せざるを得ない。しかし、それを帳消しにするような激しさと強度。そして、Madame Whoのパーフェクトなエンターテイナーぶり。マダムふ~ちゃんは、ロックンロール界のジュディ・ガーランドである。
30分間、僕達は、マダム・キャッツに完全にコントロールされた。

というわけで、来年もよろしく!



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2009年11月16日 (月)

11月14日 UFO CLUB

前回のJAMとはうって変わって楽しそうな風情で演奏。なにしろ、1曲目が「遊びましょ」という意表をつく選曲である。
あっという間に終わってしまった、という印象だったが、それもそのはず、アップ・テンポのナンバーばかりだった。
本年のマダムは、まだもう一回ある(12月にSTATTO)。

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2009年11月 7日 (土)

11月6日 新宿JAM

久しぶりのマダム・キャッツ。
1曲目の「ニヒリズム」から怒涛のごとし(テンポがいつもよりだいぶ速い)。フルトヴェングラーもかくや。
今夜は、Madame Whoがすごかった!いつものような、明るく楽しいふ~ちゃんではなく、攻撃的で、官能的で、セクシー。素晴らしい!
どうやら、今夜の観客はマダム・ビートがお気に召さなかったようだ。

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2009年8月24日 (月)

8月23日 地獄のヴィヴィアン発売記念祭 

ヴィヴィアン・ボーイズの新作「地獄のヴィヴィアン」の発売を祝う自作自演イヴェント。
小さなスモーキンブギ内は温室さながらの熱気だった。
そこに、マダム・キャッツ登場。メンバー全員、SUICIDEという赤い文字の書かれた黒いTシャツを着ている。何故か?これは、ヴィヴィアン・ボーイズの本多スーサイドなる人物への友愛の表明なのである。
氏は語る。「2007年の3月にマダム・キャッツに惚れこみ、それ以来過激なマダム党員と化した僕は、今までの間、不必要なおせっかいを焼いたり、不審人物と思われたことさえあった(らしい)。そんなナイーヴな僕にとって、今夜ほど嬉しいことは無い。非常なる友愛を感じた(以下略)」。
今夜のマダム・キャッツの演奏?もちろん良かった。とりわけ、「やけっぱちのぶる~す」の渦のような演奏がすさまじかった。

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2009年8月14日 (金)

7インチ、ユニオンで買おう!

「腰くだけるまで/耳をふさいで」(7インチ45回転盤)がディスク・ユニオンで手に入るようになりました!通販システムもあります。↓

http://diskunion.net/jp/ct/detail/IND3718

ガレージでサイケデリックな女たち、だってさ。

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2009年8月 1日 (土)

7月31日 超伝説 at 国分寺モルガーナ

久しぶりに「トパーズ」が聴けたのが嬉しい。やはり、マダム・キャッツにとって、「トパーズ」と「やけっぱちのぶる~す」は非常に重要な曲である。
「やけっぱち」、「来世で逢いましょう」、「恋は盲目」、「トパーズ」、「耳をふさいで」、「遊びましょ」、「腰くだけるまで」という、新旧のナンバーをおり混ぜたセット・リストは、そこにいる全ての人を満足させた。
又、今夜はリエさんの魅力が、ターミナル・ヴェロシティを超えていた。叫び!動き!弾きまくる!

次のマダムのライヴは、8月23日(日)、新宿スモーキンブギにおける「『地獄のVIVIAN』発売記念祭」だ!

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